猫を棄てる

上に乗ってブルブル震えるドクターエアー。一回の運動は15分で、その時間は乗りながら本を読むようにしています。村上春樹の新作(短編集)が発売されていたので、急いでそのひとつ前の「猫を棄てる」を買って読みました。


淡々と語られる戦時中の父親のエピソードがメインになっていますが、最初と最後に猫の印象深い物語があります。敢えて感情を込めずに、ほぼ事実だけを綴るケースは春樹の作品(エッセイも含めて)の中では異色なものだと思いました。