せっかくなので読書を

せっかく時間があるので「読書でも」と思い、本屋へ。最近は時短営業で18時に閉まるところが多く、授業終わってすぐ行かないと間に合いません。。


本屋ではいつもかなり迷ってしまいます。内容はもちろんのこと、やはり文章が美しいこと、表現がプロを感じさせることが本選びのポイントです。15年ほど前に話題になった作家の作品はストーリーは(あまり本を読まない)中高生が好みそうなスリリングなものでしたが、舞台や時代設定がよくわからなかった点と、本文中に「ため息をついた」という表現が20回近く使われていたことに、ため息をつきました。後から知ったのですが、その作家は自費出版から始めた関係で、きちんと校正を受けていなかったようです。校正のお仕事は大事ですね。


結局好きな湊かなえさんの「境遇」にしました。毎回予想を裏切られる展開で、今回も『そうだったんだ!』と驚かされる終盤です。「花の鎖」もそうでしたが、もう一度読み返すと違った楽しみかたができる作品です。最近は多和田葉子さんの文もお気に入りです。ノーベル賞候補と言われています。言葉遊びが斬新です。


今日は荻原浩さんの「神様からひと言」を買ってきました。企業のクレーム対応の話だそうです。少しずつ読んでいきます😉