読書は必要ない?

日曜の朝にゆっくりお風呂につかりながら読書をするのが習慣でしたが、ここ数ヶ月バンドの練習が入ることが多く、それが出来ずでした。画像の湊かなえさんの「絶唱」はそういうわけで読み終えるのにとても時間がかかってしまいました。。でも湊さんのストーリーは毎回インパクトが強く、時間が空いても覚えていました。


今回は「嫌ミス」(読後に嫌な感じが残るミステリー)ではなく、震災をテーマにした物語でした。読後は少し考えさせられました。


本文の中に、震災について


「わたしは(僕は)あの時~、と自分のことを語りたがるのは、境界線のもっと外側にいた人たちばかりなのです」


という一文があります。

知り合った人が神戸出身だとわかった時、「震災大変だったでしょう?」みたいな質問をしてしまいます。思い出したくない人もたくさんいるだろうにです。


タイトルに戻りますが、「スポーツは個人の趣味だから、しない人は別に悪く言われないのに、本を読まないと悪く言われます。読書も趣味で、個人の自由ではないのですか?」と言う人がいます。確かに趣味の一つと言えますが、読書を「言葉」ととらえれば、言葉は生活に直接結び付いているものです。そういう意味では読書はとても大切だと思います。