ツバキ文具店

読むスピードが遅くて一冊読み終えるのに時間がかかりますが、小川糸さんの「ツバキ文具店」を読み終えました。

代書屋のお仕事のお話ですが、そういう仕事があると知らなかったので新たな知識が入ってくる感じがして新鮮でした。手紙の文の内容まで考えるなんて!驚きです。

書く相手や手紙の内容にあわせて、ペンや紙、インクをひとつひとつ選んだりするのを知り、NHKでドラマ化されたのも納得。映像で見てみたい気がしました。


読後感はとても爽やかで、回収されそうでされない伏線がありましたが、それは読者に委ねられているのでしょうね。全部種を明かしてしまうのは赴きに欠けるのでしょう。


今は新しく「雪の練習生」という本を読んでいます。全米図書賞を受賞した多和田葉子さんという方の作品です。なかなか斬新な切り口で話が進んでいて面白いです😉